新築完成から6年目で外壁=窯業系サイディングに割れが発生しました。工務店とメーカーが調査しましたが、具体的な原因は不明です

古畑様、相談させてください
お世話になりますが以下の割れにつきまして、アドバイス=を下さい。
2015年12月に新築で戸建てを建てました。

2022年頃より前より、サイディングの複数箇所にヒビがあると気づきましたが、どうしたら良いかわからずにいました。
2023年9月にサイディングの一部の箇所が剥がれ落ち、これは対処しないといけないと思い業者へ連絡しました。

2023年10月12日に工務店とメーカーで調査していただきました。
事前にHPを拝見していたので調査報告書(・不具合の状況・原因・補修方法)をお願いしましたが、
あがってきた調査報告書は、当日話していたのと食い違っていたように思います。

〇   御中
弊社窯業系サイディングの現象について
2023年11月6日
メーカー
拝啓 貴社益々ご清栄の事とお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
標記の件につきまして、以下にご報告申し上げます。ご査収賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
1.物 件 ST 様邸 神奈川県川崎市
2.品 種 モエンサイディングM
3.施 工 2015年12月
4.現 象 窯業系サイディングの表面にクラックが発生している
5.弊社見解
使用される環境(建築物の構造、使用部位、日照・降雨等)により程度は異なりますが、
窯業系サイディ ングは、吸放水(湿)に伴い伸縮を繰り返します。
特に環境が厳しい窯業系サイディングの表面側や端部など、
水の影響を受けやすい部位は局所的に伸縮が大きくなる傾向があり、
クラックが生じることがあります。
弊社では縦張り品の下端小口面および切断小口面は、
モエンシーラーを十分塗布し乾燥後、切断小口面が見 える部分については専用補修液を、
それ以外の部分はモエンシーラーを塗布することを標準施工とさせていた だいております。
以上

当日の話では、剥がれ落ちたところはプライマリーという下地が塗られていなかった。
他は釘打つときにクラックが発生しているとの話でしたが、上記は自然劣化によりこういう状態になったと読み取れました。

食い違っていると思っているので追加で調査報告書をお願いしているのですが、
なかなか進まないやってくれない状況です。(メールでの連絡もやってくれなくて記録がなかなかのこせないです)

今はどうやって修復するか、話し合っていて、
下記案があってそれの見積もりをしてみるかという話になっています
・パテで修復する案
・ひび割れが発生しているところを剥がしてまたサイディングを入れる案
・ひび割れているサイディングを入れ替えて、10年で実施する外壁塗装を早める案

写真添付しましたが、他の箇所たとえばバルコニー上もひび割れしています。同じ面が全体的にひび割れが多いです。

自分たちとしては、全体的にサイディングを全部剥がして、貼り直したら良いのではないかとおもっていたのですが
それは現実的ではないと言われました。

なので調査報告書をどうやったら進めてくれるのか、どういった修復方法がベストなのか
アドバイスを頂けたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
アドバイス=このたびは、御相談頂き、有難うございます。
以下ご参考に願います。

1,一般の窯業系サイディングの割れの原因は?
(1)釘打ち位置が端部に近い=基準は端部より20~35mm離す
要計測=割れた所と割れていないところを計測します。
(2)中間水切りの上の端部小口の「防水処理」の有無
ニチハの見解のように、防水シーラー処理がないと吸水=板が伸び、乾燥により
板が縮みます。0.15%程度。
(3)新築時の窯業系サイディング施工時に潜在的なひびを発生させ、
経年でひびが大きくなった。
2,今回のひび割れの方位は? 西面 南面??
一般に日当たりのよい面がわれが多く発生します。
3,追加調査の必要があります。
(1)割れていない(見えない微細な割れ)も含めて4周全面の調査、
釘打ち位置の計測=基準 メーカー工事基準添付します。
(2)新築時の施工確認=小口の防水処理 小口シラーの塗布の実施したのか?
(3)現場にて小口の吸水調査~ニチハと窯業系サイディング工事店
4,補修工事
基本的には割れた窯業系サイディングを新品に無料で張替えです。
※法的な新築建設業者の責任=「契約不適合責任」~10年以内の不具合が対象
5,その他
(1)全てのやり取りは文書(メールなど)に残します。
(2)国土交通省 住宅のクレーム相談 住まいるダイアル 0570-016-100
へ電話して無料でアドバイス=を頂きます。
(3)原因の究明 補修方法(無料=再発防止)にて、
納得がいかないときは、住まいるダイアル=弁護士 1万円だけの 仲裁を
お願いします。
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新築完成・引き渡し後=10年以内の窯業系サイディング不具合への基本的な対応
□まずは、建設会社・分譲業者の方へ
・当方の見解書お見せし、窯業系サイディングメーカーと工事会社の3者で現場調査を行って、
報告書(不具合の状況=内容 部位 箇所)原因 補修方法 無料工事を
作成提出頂きます。
・その時は外壁全部を点検して頂きます。
・使用材料=本体 金具 シーリング材 ハットジョイナーなどメーカーの純正品なのか?
汎用安価品なのか?出荷証明書をもらって確認します。

□法律
・民法にて「契約不適合責任」にて10年以内であれば、原因究明と契約通りの内容へ無料補修工事、
又は値引き要求が出来ます。
・品確法=雨漏りと構造の不具合につき10年以内は無料補修工事対象となります。
・品確法以外の不具合は「2年間保証」・・・で業者は逃げることは出来ません。

□不具合事象が新築時の欠陥工事であるかの判定
・メーカーの保証対象かどうか?
割れ・剥離など基板について=10年保証か?
塗膜・シーリング材=10年 15年 30年保証か?
・メーカーの工事基準の違反かどうかです。
・工業会=(一社)日本窯業外装材協会の工事基準への適合かどうかです。
・一般に社会通念上の判断に照らします。

□全てのやり取りは文書・メールにて行い記録を残します。
電話の時は、メモを取ります。そのメモをメールにて送り相手側に確認をもらいます。
現場の調査時は、事前確認後「ビデオ撮影」を行い、画像と音声を残します。その時に不明点など質問して、
返答をもらいます。

□全てのやり取りで、返答 回答が必要な時は「期限=1~2週間」を設けます。

■工事会社の対応が悪い=来ない 門前払いなどの時。
・国土交通省運営の 住まいるダイアル 0570-016-100へ相談する
https://www.chord.or.jp/index.html
専門家(1級建築士)の無料相談 弁護士会の「住宅紛争審査会」弁護士の仲介も¥1万円で出来ます。
・消費者センター TEL 188へ電話相談する

 

 

 

 

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