新築工事完了後 6年で不具合多数発生!アドバイス=お願い申し上げます。

新築完成後、6年ですが外壁の窯業系サイディングにいくつかの
問題が発生しています。
先日元請け工務店が見に来ましたが、施工には問題がないといわれました。

まだ、10年も経っていないのに以下の問題が起こっていて、
困っています。

不具合
1,同質出隅(コーナー材)の角の開き
2,シーリング目地の切れ
3,割れ
4,反り=4面に発生

原因の推定
1,2,は使用の材料がメーカーの純正品でない「安かろう・悪かろう」
の汎用品の使用が原因となった可能性が高いですね。
このようにコストダウン目的でかつ、施主へ非純正品を使用する事を
了解取らずに使用したことは「契約不適合責任」となります。
10年以内の場合「無料で補修工事」対象となります。

3,は施工の問題が有ったと想定されますので、新築時窯業系サイディングを
工事会社の責任者と確認が必要です。

4,はメーカーの基板製造時に硬化不良などが有ったと想定されます。
メーカーの調査が必要です。
さらには、窯業系サイディングの工事の時の「外壁通気構法」を正しく施工したのか?
土台水切り部、胴縁の厚み=15mmあるのか?、通気空気の出口の確認が不可欠です。

<不具合の原因究明は>
1=建物建設業者
2=窯業系サイディングの工事業者
3=窯業系サイディングのメーカー
の3者が、調査機器=サーモカメラ、水分計、反り計測計、水糸・・・などの
機器を必ず使って調査します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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YouTube動画
1=https://youtu.be/uEnVwMY-Y4Y

2=https://youtu.be/IJwcozT-RG8

<1>新築工事における窯業系サイディングの不良工事=23項目
1、横目地のシーリング施工
2、切断後の板の幅が狭過ぎる=100㎜基準
3、下屋と外壁取り合い部=壁止まり 不良施工
4、バルコニー下部 オーバーハング部の施工
5、軒の出無し・パラペット=軒の納まり
6、シーリング工事の不良
7、下屋取り合い部 外壁か端部の処理が不適切
8、軒の出ゼロ=軒天回り通気不足 雨水の浸入が5倍になります
9、窓下 水切り=出寸法不足 伝い水防止機能無し
10、換気口 ベントキャップ湿気漏れ
11、造作バルコニー 笠木の下地不良
12、釘打ち位置の割れ
13、タッチアップ補修工事 はみ出し 忘れ
14、禁止工事=縦張窯業系サイディング材=横張
15、片流れパラペット部の施工
16、入隅部、開口部での片ハット型ジョイナー未使用
17、経てつなぎ・横つなぎ時に突き付け施工
18、同質出隅材を横使いする(バルコニーのオーバーハング部など)
19、ハット型ジョイナー(片ハット)を固定しないで施工
20、窯業系サイディングメーカーの非純正の部材(出隅・ハット・シール)使用
21、造作のバルコニー不良工事と調査
22、外壁通気構法=空気の入口・通り道・出口の不良~空気が流れない
23、縦どいの打ち込み留め金具(でんでん)をシーリング目地に打ち込む

<2>不良工事を見抜くタイミング
1,新築工事完了時の完了検査

2,引き渡し後(住んでから)=2年
この2年で大半の不良工事への無料補修工事の補償期間が終了ですので、
重要なのです。

3,引き渡し後 10年直前
法律=品確法 (構造と防水の10年保証)
民法=契約不適合責任

4,引き渡し後=10年過ぎでは保証、補償はなくなります

 

新築完成・引き渡し後=10年以内の窯業系サイディング不具合への基本的な対応
□まずは、建設会社・分譲業者の方へ
・当方の見解書お見せし、窯業系サイディングメーカーと工事会社の3者で現場調査を行って、
報告書(不具合の状況=内容 部位 箇所)原因 補修方法 無料工事を
作成提出頂きます。
・その時は外壁全部を点検して頂きます。
・使用材料=本体 金具 シーリング材 ハットジョイナーなどメーカーの純正品なのか?
汎用安価品なのか?出荷証明書をもらって確認します。

□法律
・民法にて「契約不適合責任」にて10年以内であれば、原因究明と契約通りの内容へ無料補修工事、
又は値引き要求が出来ます。
・品確法=雨漏りと構造の不具合につき10年以内は無料補修工事対象となります。
・品確法以外の不具合は「2年間保証」・・・で業者は逃げることは出来ません。

□不具合事象が新築時の欠陥工事であるかの判定
・メーカーの保証対象かどうか?
割れ・剥離など基板について=10年保証か?
塗膜・シーリング材=10年 15年 30年保証か?
・メーカーの工事基準の違反かどうかです。
・工業会=(一社)日本窯業外装材協会の工事基準への適合かどうかです。
・一般に社会通念上の判断に照らします。

□全てのやり取りは文書・メールにて行い記録を残します。
電話の時は、メモを取ります。そのメモをメールにて送り相手側に確認をもらいます。
現場の調査時は、事前確認後「ビデオ撮影」を行い、画像と音声を残します。その時に不明点など質問して、
返答をもらいます。

□全てのやり取りで、返答 回答が必要な時は「期限=1~2週間」を設けます。

■工事会社の対応が悪い=来ない 門前払いなどの時。
・国土交通省運営の 住まいるダイアル 0570-016-100へ相談する
https://www.chord.or.jp/index.html
専門家(1級建築士)の無料相談 弁護士会の「住宅紛争審査会」弁護士の仲介も¥1万円で出来ます。
・消費者センター TEL 188へ電話相談する

 

 

 

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