塗装後2年でベランダの手すり壁=ハクリが発生!(原因と対策)

富山のBと申します。

 

 

 

 

<奥様より以下のご相談です> 2023年4月窯業サイディングでご助言をいただきたく、メールしました
・2005年8月新築 地元工務店で。
・2019年5月外壁塗装工事 地元の塗装会社で外壁塗装。
塗料はキクスイ 水系ファインコート(シリコン)クリア色
バルコニー部分だけは状況が酷いとの理由で色付きにしました。
・構造はツーバイフォーの2階建てです。
・サイディングメーカー???(不明です)

状況
2016年辺りから北面浴室の外壁下部にうっすら緑の苔らしきもの発見
同じ頃、浴室の真上にあるバルコニーの内側に苔、剥がれを発見し、塗装工事実施。
2022年に同じ状況になる

相談したい事
・ようやくあれこれ調べるようになり、こちらのサイトにたどり着きました
・水切板金から奥行きの厚みを考えると直貼りのような気がします

□今後どのようにしていけば良いか、ご助言をお願いします

・なお浴室、脱衣所は屋根がトタンになっていて、その上にリウッドデッキが乗っている状態です

<Dr、サイディングのお答え>
1、全面の窯業サイディングにつきまして
(1)正しい外壁通気構法であるのか?
※バルコニーの手すり壁は直張り工法です。
(2)バルコニーの笠木は取り換えをお勧めします。
出寸法が少なすぎです。(添付見解書で詳細)
(3)水分計測、サーモカメラ診断をお勧めします。

2、バルコニーの床下部分の窯業サイディング下端部の
状況の確認をお勧めします。凍害など無いのか?

3、住宅全体の「国土交通省 1次インスペクション」(住宅全体の健康診断)を
お勧めします。
国土交通省1次インスペクションの概要お付けします。

4、外壁窯業サイディングで水分量が多い(50%以上)場所が有りましたら
外壁窯業サイディングのはがし検査をお勧めします。(資料添付します)

出来ましたら、(一社)木塗協の会員様 の現場調査をお勧めします。
良久工業(株)様 ホームページ https://www.yosihisa.jp/

<奥様より>
昨晩、良久工業様に外壁診断依頼を申し込みしました
先方から連絡がありましたら、水分計測やバルコニー床下
のサイディングの状況や国土交通省の第1次インスペクションなどを
相談にのってもらいたいと思っています。

現在のサイディングは添付のニチハのものだと思います。
また添付の釘打ち画像を見ながら外壁を見てみましたが、
全体的には釘の跡はないようですが、窓枠の下などサイディング
加工した部分には釘打ちされたようです。
この点も良久工業様と確認をしたいと思います

以上、現状報告でした
今後とも何卒お力添えのほど宜しくお願い申し上げます

※検索キーワードは「外壁 直貼り」で調べていました

<奥様より>
本日、良久工業様の塗装職人が訪問して下さいました。
バルコニーのサイディング塗装剥がれの原因は
1=笠木からの雨水侵入(古畑先生の見立て通り)
2=2019年の塗装時に補修してなかった(塗っただけ)
この2点にあるのでは、とのことでした
バルコニー部分は水の侵食が酷く、張替を提案されました。

浴室周りのサイディングの状態(劣化+水分含有)
サイディング施工が直張りか否か
この点は次回サイディングの職人と確認することになりました。

浴室+バルコニー部分以外のサイディングは比較的状態が良いとのことでしたが、
2019年に塗装と同時に行ったシーリングにもう裂けが見られるので、
早急のやり直しが必要とのことで、、、落ち込んでおります。
今後は古畑先生お薦めの通り、良久工業様にお世話になる予定です。

バルコニーの張替か撤去か
そしてシーリングのやり直し、同時にもう一度塗装するか、、
悩みはまだ続きそうなので、今後ともご助言を宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

<奥様より>
今日、良久工業様が見積書を持って来て下さいました
サイディング職人の見立ても含め説明してもらいました
なんと我が家は外壁通気構法ということでした!
水切り板からのチェックと軒下天井の有孔ボードから判断したと
いうことですが、難しくて理解しきれなかったところもありますので、
良久工業様からの報告をお待ち下さい。

とにかくバルコニー部の笠木の雨水始末の悪さが全ての原因ということでした
バルコニーの作り直し、そしてもう一度家全体のコーキング、塗装をお願いすることになりました
浴室周りの少し劣化したサイディングも補修、塗装でなんとかなるそうです。

因みに、塗装はアステックペイント社の無機ハイブリッドウォールJY
コーキングはオート化学工業社のオートンイクシードになると思います
両方 良久工業様のお薦めです。

古畑先生の心配しておられたバルコニー床下の見えないサイディング部分
の件は、工事の際に床下を捲って確認してもらうことになりました。

バルコニー部分の作り直しは別の鈑金業者が入るようですが、
笠木の雨水始末以外に何か気を付けなければいけないことがありましたら、
また教えて頂きたいです!

サイディングの不都合の原因が分かり、やることも決まり、信用出来る業者、
そして何より古畑先生の存在のお陰で、ようやく不安から解放されつつあります。
本当にありがとうございます。
しかしまだ工事が完了するまでは、お力添え頂きたく重ねて宜しくお願い致します。

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<Dr、サイディングより>
ご連絡を頂き誠に有難うございました。

良い方向になりまして良かったです。

工事途中の写真も撮影し、工事完了報告書としてもらって下さい。
特に バルコニーの笠木の下、バルコニー手すり壁の内部などです。

これからも、何かありましたらご連絡ください。
宜しくお願い申し上げます。

窯業系サイディング材メンテナンス技術研究所
所長 古畑 秀幸

大変良かったです!

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【今回ご相談の教訓】
1、初回の塗装工事に工事会社が?!
(1)バルコニーの笠木の標準施工の知識が無かった。
笠木の出寸法=外壁窯業系サイディング材より10mm出ていないといけないのに、
出が無かった~見落とす。
(2)外壁窯業系サイディング材=外壁通気構法か?空気層工法かの
判断が出来なかった。
(3)(一社)木塗協の技術認定資格=
窯業サイディングメンテナンス診断士
戸建住宅劣化診断士 を取得していなかった。

2、本来は塗装工事=工事会社を決める前に、
Dr、サイディングへ相談してほしかったです。

3、全国に2000名の診断士がおります。
住宅リフォーム事業者団体国土交通大臣登録第14号の
(一社)木造住宅塗装リフォーム協会」の会員は160社ですので、
そちらへ、ご相談が「窯業系サイディング材塗装後のクレーム」予防の近道ですね。

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窯業系サイディング材メンテナンス技術研究所
窯業サイディング技術アドバイス=第3者機関
外壁の張替え専門店=チェーンがスタートしました
所長 古畑秀幸 携帯電話 090-6190-4435
(二級建築士・建築物石綿含有建材調査者)
運営 一般社団法人木造住宅塗装リフォーム協会
リフォーム事業者団体国土交通大臣登録(第14号)
〒130-0011東京都墨田区石原1-1-8ノナカビル402
TEL 03-5637-7870  FAX03-3829-9920
http://www.siding.or.jp
http://www.mokutokyo.jp
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